踏み込み温床作り

三原市に来てから2年目の春ということで、今年は踏み込み温床を作りことにしました。

踏み込み温床とは、落ち葉や藁、刈草などの有機物を微生物が分解するときに出る熱を利用して寒い時期でも育苗ができる苗床のことです。

踏み込み温床を作るメリットは、電気温床のように電気代がかからない、温床を利用した後の落ち葉は発酵熱により虫の卵や雑草の種が死ぬためにたい肥や培養土に使える。

デメリットは温床を作る資材を集めて踏み込んで温床にするのが重労働ということでしょう。

 

昨年作った育苗ハウス内で踏み込み温床作りです。

敷いていた防草しーとをめくり、10cmほど穴を掘ります。

温度を安定させるためには30cmくらい掘った方がいいのですが、掘った土を処理するところがないためと重労働なので水がハウス内に溜まらないように10cm掘りました。

 

木で枠を作り周りに篠竹を挿していきます。

本当は竹を使い支柱、枠を作った後で藁で回りを囲うのですが、藁がないので島の自然農の山岡さんが篠竹で囲ってたのを見て篠竹を利用しました。

この篠竹の切り出しがかなり大変な作業で、切ってきて枠に入れても全然埋まらない😱

結局何日もかけて篠竹を切って枠に挿していきました。

 

落ち葉を集めて枠に投入して米ぬか、水をかけて何層かにしてから混ぜ合わせて踏んでいきます。

落ち葉は家の近くにこのようなところがあり、簡単に集められます😊溝には腐葉土も。

踏み込み温床では切り藁を使うのがいいみたいですが、当然藁がないので落ち葉、腐葉土、刈草、米ぬかで作ってます。

2/15に1回目をしましたが、足りないので次の日も落ち葉と腐葉土を集め、米ぬかをコイン精米所を回って集めました。

初日の混ぜ合わせでかぶっていた帽子が酸っぱい臭いがするくらい汗をかいたので、スコップで混ぜるのはやめた方がいいです。

2日目はレーキで混ぜました。

 

2日目に落ち葉を投入する前に少し掘り返してみたら、蒸気が上がってきていて発酵が始まっていました。

このまま70°くらいまであがってくれれば成功です。

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