先週行ってきた石見麦酒でのクラフトビール醸造研修3,4日目についてです。
3日目
石見麦酒ではOEMでの醸造も行っています。
OEMとは他社から請け負って他社の製品を作ることですが、石見麦酒ではいろいろなところのビールを醸造しています。
石見麦酒で自社のビールは下のような感じ。
さらにシードルも
自社でもかなりの種類の醸造をしています。
そしてこの日は2種類のセゾンの醸造をしました。どちらもOEMです。
原料は
- 米
- ピルスナーモルト
- 小麦麦芽
- キャラメルモルト
- ビオピルスナーモルト
作り方
- 米を糊状になるまでゆでてから麦芽を投入
- マッシング終了後、スパージングし煮沸釜に移す
- 煮沸後、1/3位を別鍋に移す(2種類作るため)
- 別鍋に移した方が沸いたらホップを投入して5分煮る
- 火を止めてからホップ・エルダーフラワーを投入
- 袋にイーストを入れて、ワールプールしながら袋に移す
- もう1種類の方はホップを入れて15分煮る
- 火を止めてからホップ・ゆず皮を投入
- 袋にイーストを入れて、ワールプールしながら袋に移す
- 温度を20℃にして発酵、約2週間
このような感じで醸造しました。
米を糊化させてから麦芽を投入してかき混ぜるとかなり重いです。
米やデンプンを副原料にして醸造すると安くすることはできますが、結構重労働になりますね。
そしてこちらは石見麦酒で使っている皮むき器
この皮むき器はジャガイモの皮むき器を利用しているという話でした。
手で剥くより断然早く剥けるので一人でやっても楽に皮がむけるのがいいですね。
寸胴の中の温度の測り方ですが、このような感じで測っています。
どういうことになっているのかというと、下の方からポンプで循環させています。
その下から上がって出ていくところに銅管に穴をあけ、そこに温度計を入れて測るという仕組みです。
実際に見てみないとなかなかわかりにくい感じです。
4日目
石見麦酒ではビール以外にもシードル、リキュールなどを作っています。
この日はどぶろくをリキュールにするための作業を見させてもらい、アルコール9度以下にすることで税金が安くなるということを教えていただきました。
4日目は重要な作業などはほとんどなく、質問に答えていただいたりして早めに終了。
「耕すシェフ」の邑南町に寄ってから帰る予定だったので、邑南町の香夢里に寄ってきました。
ラストオーダーが15:00なので、急いでいき15分前に到着。
ハーブ園みたいなところが目の前にあり、景色がよかったのですが肝心の料理の写真がサラダしかない・・・(;^ω^)
ハンバーグステーキを食べましたが、野菜がおいしかったです。